トヨタ ヴィッツ

ノートとヴィッツを価格や実用性から徹底比較した結果→実用面ではノートの方が上か?

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国内市場において激しい争いを繰り広げているトヨタ・ヴィッツと日産・ノート。それぞれがメーカーを代表するコンパクトカーであり、大勢の人たちに支持を得ています。

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どちらも魅力的な車種であることに変わりは無いのですが、実際のところ、どちらがコンパクトカーとして優れているのでしょうか?

今回はヴィッツとノートを様々な項目から徹底比較。コンパクトカーの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

ライバル車種のノートとヴィッツ

引用元:ノート公式ページ

ノートは日産が製造・販売を行っているコンパクトカーです。小型車向けのBプラットフォームをベースに開発され、もともとは同じく日産のコンパクトカーであるマーチの姉妹車のような形で登場しました。

現在販売されている2代目ノートは2012年に登場し、2016年にはエンジンで発電したエネルギーでモーターを回して走行するシリーズハイブリッド方式を採用したノートe-POWERが発売。革新的な技術が安価なコンパクトカーに搭載されたということもあって、2017年にはコンパクトカー販売台数No.1を記録しました。

引用元:ヴィッツ公式ページ

ヴィッツはトヨタが1999年から製造・販売を行っているコンパクトカーです。当時のトヨタは欧州市場での販売網が弱かったので、それを補うために開発されました。欧州市場はもちろん、ここ日本でも発売してすぐに高い評価を得て、一躍トヨタの代表車種と上り詰めます。

現在販売されている3代目ヴィッツは2013年に登場しました。発売当初は同社のハイブリッドシステムを搭載したコンパクトカー・アクアと差別化するためにガソリンモデルのみの販売となっていましたが、2017年に待望のハイブリッドモデルが登場。商品価値をさらに高めてライバル車種であるノートと競い合っています。

ノートとヴィッツを徹底比較!

それでは、トヨタと日産、それぞれの代表車種であるノートとヴィッツの徹底比較を行っていきたいと思います。

コンパクトカーとしての優れた魅力を持っているのは一体どっちの車種なんでしょうか?

外観デザイン

まずはそれぞれの外観デザインからチェックしていきましょう。

引用元:ノート公式ページ

ノートは発売から6年が経過していますが、2016年に行われたマイナーチェンジにより、外観に大きな変更がありました。そのひとつが、日産車の多くに採用されているVモーショングリルです。Vモーショングリルの採用により、フロントマスクに迫力がプラスされ、遠目から見てもひと目でノートだとわかるようになりました。

Vモーショングリルと連続するヘッドライトはシャープなデザインで、先進性が感じられます。サイドから見るとトールワゴン風のデザインで、外から見ても車内空間がしっかり確保されているとわかるようなスタイリングです。

引用元:ノート公式ページ

しかし、流れるようなサイドウインドウパターンとフロントからリヤに向かって刻まれたプレスラインによって、見る人を飽きさせない工夫がなされています。リヤデザインはこれといって特徴はないですが、テールランプはVの字をあしらった意匠を採用していて、先進的な印象を与えています。

続いて、ヴィッツの外観デザインをチェックしていきましょう。

引用元:ヴィッツ公式ページ

ヴィッツも発売から数年が経過したことで、古臭さこそありませんが目新しさのないデザインでした。ですが、ハイブリッドモデルの追加と同時に外観デザインを大幅に変更し、今でも十分に通用するデザインへと変貌を遂げています。

フロントマスクにトヨタのアイデンティティとも言えるキーンルックを採用。大きく口を開いたようなロアグリルとの組み合わせによって、先進性と迫力を見事に両立しています。とは言え、全体的なフォルム自体は流線型で、カッコよくも可愛らしさの残るシンプルなデザインです。

引用元:ヴィッツ公式ページ

サイドから見ると、ノートに比べ丸っこいフォルムであることがわかりますね。ただ、サイドウインドウパターンやプレスラインによって、スポーティーな印象はしっかりと残しています。

ヴィッツのリアデザインは、絞り込まれたようなデザインのバンパーと連続するテールゲート、横長のテールランプが全幅の狭いヴィッツにワイド感をプラス。サイドと同じくスポーティーな印象があっていいですね。

先進性を強く感じさせるスタイリッシュなノートに対し、スポーティーでカッコいいヴィッツ。外観デザインに関しては、人それぞれ好みがあるでしょう。一概にどちらが優れているとは言えず、好みで決めればいいと思います。

内装デザイン

次にノートとヴィッツの内装デザインを比較していきます。どちらもベースグレードで比較すると、安っぽくて面白みがないので、最上級グレードでどちらが優れているか判断します。

引用元:ノート公式ページ

まずはノートの内装デザインから。参考にしたのは「e-POWER メダリスト」というグレードです。まず目に入るのはピアノブラック調パネルとシックなブラウンで彩られたインストルメントパネル。

エアコンルーバーやエアコンスイッチなど、至るところに「丸」が取り込まれていて視覚的に面白いですね。ただし、ノートのスタイリッシュな外観とマッチしているかどうかは別の話。センターコンソールもインストルメントパネルと同じように塗り分けられています。

ステアリングホイールはノートのイメージに合うスタイリッシュなデザイン。こちらも同一のカラーリングです。メーターパネルからは非常に先進性を感じます。

インナードアハンドルも「丸」を意識したデザインで、ドアトリムはブラックとブラウンの2トーンです。全体的に落ち着いたイメージのある内装に仕上がっています。上質感は感じますが、ノートの外観から感じる印象とは少しずれているような気がしなくもないです。

引用元:ノート公式ページ

ちなみに、「e-POWER メダリスト」はブラックを基調とした通常の内装も選択することができます。こちらは質感が少し劣りますが、シンプルでノートのイメージともマッチしているように感じました。

引用元:ヴィッツ公式ページ

続いて、ヴィッツの内装をチェックしていきます。参考にしたのは「HYBRID U"Spotyパッケージ"」というグレードです。ブラックを基調としたインテリア。

助手席前のオーナメントパネルには塗装のほかにレーザー表面処理が施されており、上質なツヤが出ています。そのすぐ下には、小物入れが用意されていますね。運転席を囲んでいるようなドライバー中心のコックピットは、外観デザインと同様にスポーティーな印象を受けます。

シンプルな3眼メーターと革巻きのステアリングホイールは良い意味でコンパクトカーらしさがありません。次にインストルメントパネルですが、ナビ周りはノートと同様、ピアノブラック調パネルを採用しています。

個性はありませんが、直感的な操作が可能なダイヤル式オートエアコンはグッドです。ハザードスイッチもわかりやすい配置で、スイッチ自体も大型なので使い勝手は良いでしょう。シートデザインとドアトリムデザインに統一感があるところも魅力的です。

ボディサイズ

コンパクトカーはボディサイズも重要です。ボディサイズが小さければ小さいほど、基本的には小回りが利いて使い勝手が良いとされています。

まずはノートのボディサイズをチェックしていきましょう。

  • 全長:4100mm
  • 全幅:1695mm
  • 全高:1525mm(4WDは1535mm)
  • ホイールベース:2600mm
  • 車両重量:1030〜1110kg

続いて、ヴィッツのボディサイズをチェックしてみます。

  • 全長:3945mm
  • 全幅:1695mm
  • 全高:1500mm(4WDは1530mm)
  • ホイールベース:2510mm
  • 車両重量:970〜1110kg

それぞれのボディサイズを比較してみると、全体的にノートの方がひと回りボディサイズが大きいことがわかります。全幅についてはどちらも5ナンバー枠いっぱいの1695mmに設定されています。

ノートの方がより実用性を考慮した設計に対し、ヴィッツは低くコンパクトでスポーティーさを考慮した設計です。一般的にホイールベースが短い方が小回りが利くとされています。

実際にそれぞれの最小回転半径を比較してみると、ノートが4.7〜5.2m、ヴィッツが4.5〜5.6mとなっていて、やはりヴィッツの方が小回りが利くようです。しかし、グレードによってはノートの方が小回りが利くものもあります。

ボディサイズが大きな割には、ノートは健闘している方でしょう。車両重量に関しては、ボディサイズがコンパクトなだけヴィッツに分があるようです。ただし、こちらもグレードによってはノートの方が軽量なものもあります。

車内空間の広さ

ボディサイズに関してはノートの方が大きく設計されています。その点を考慮すると、車内空間の広さに関してもノートの方が優秀である可能性は高いですね。実際にそれぞれの車内空間を数値で比較してみましょう。

まずはノートの数値から。

  • 室内長:2065mm
  • 室内幅:1390mm
  • 室内高:1255mm

続いてヴィッツの数値をチェック。

  • 室内長:1920mm
  • 室内幅:1390mm
  • 室内高:1240〜1250mm

やはりボディサイズが大きい分だけ、車内空間の広さに関してはノートの方が優れていることがわかります。全幅は同じなので室内幅に関しては同じ数値です。しかし、室内長に関しては100mm以上もノートの方が広めに確保されています。

実際の画像をもとに、それぞれの後部座席の広さをチェックしてみます。

引用元:ノート公式ページ

こちらはノートの車内空間です。後部座席のスペースに注目してください。

成人男性がゆっくりとくつろげるほどのスペースが確保されていますね。足を組むには窮屈ですが、足元や膝周りのスペースも十分にあります。

引用元:ヴィッツ公式ページ

次にヴィッツの車内空間ですが、ノートと比べると後部座席のスペースはわずかしかありません。数値上では145mmの差でしたが、実際に目の当たりにすると数値以上の差を感じます。

ヴィッツの後部座席は成人男性が乗るには少々窮屈な印象を受けますね。前席のシートポジションなども関係しているのでしょうが、こちらの画像を見る限りでは、車内空間はノートの方が間違いなく優れています。

ラゲッジスペース

日常的な買い物や子供の送迎に利用されることが多いコンパクトカーは、それなりの広さのラゲッジスペースを確保している必要があります。普段から荷物をたくさん積むことが少なくても、時と場合によってはたくさんの荷物を積むことがありますよね。

ボディサイズや車内空間を見た限りでは、ラゲッジスペースに関してもノートに分がありそうですが、どうでしょう。ラゲッジスペースについても比較を進めていきます。

引用元:ノート公式ページ

まずはノートのラゲッジスペース。画像では大型のベビーカーを積載しています。

コンパクトカーとしては標準的なスペースを確保していることがわかりますね。後部座席を倒せば、9インチのゴルフバッグを3つまで積載することができそうです。

引用元:ノート公式ページ

続いて、ヴィッツのラゲッジスペースですが、ヴィッツのノートと同様に、大型のベビーカーを積載することができそうです。

引用元:ヴィッツ公式ページ

車内空間の広さでノートに劣っているとは言え、後部座席を倒した時のラゲッジスペースもそれなりの広さを確保しているように見えます。

引用元:ヴィッツ公式ページ

画像を見る限りでは、どちらも大きな差はありません。ラゲッジスペースに関しては引き分けとします。

走行性能

引用元:ノート公式ページ

街乗りでの走行をメインとするコンパクトカーは、高い走行性能を必要としていません。しかし、高速道路やバイパスを走行する機会がないわけではありませんし、ドライバーにとっては走行性能が高ければ高いほど快適に運転することができます。

まずはボディサイズからわかるそれぞれの走行性能の違いを考えてみます。先ほどもお伝えしたように、軽量コンパクトな分、ヴィッツはノートよりも小回りが利きます。市街地や都市部での走行はヴィッツの方が有利です。

ノートは車両重量が少し重くホイールベースを長く確保しているので、高速走行時の安定性はヴィッツよりも上であることが予想できます。ただし、全高に関してはヴィッツの方が低く設計されていました。

そのため、ノートの方が横風には弱いです。ただし、どちらも全高が特に高いわけではないので、それほど大きな差はないと考えてもいいでしょう。

サスペンション形式については、どちらも同じです。フロントサスペンションはマクファーソン・ストラット式、リアサスペンションはトーションビーム式を採用しています。どちらもコンパクトカーとしては少し硬めの乗り味に設計されているらしく、乗り心地の評価に関しては同程度だとされています。

最後はそれぞれのエンジンスペックをチェックしましょう。

引用元:ノート公式ページ

まずはノートのエンジンですが、ノートは1.2L直列3気筒エンジンを搭載しています。グレードによって出力・トルクに差があり、標準グレードは最高出力79馬力、最大トルク10.8kgmを発生。

「DIG-S」と名のつくグレードは最高出力98馬力、最大トルク14.5kgmを発生します。どちらもコンパクトカーとしては申し分ない数値でしょう。より高い走行性能を求める人は「DIG-S」の方が良さそうです。

引用元:ノート公式ページ

また、ノートにはシリーズハイブリッド方式を採用しているノートe-POWERがあります。ノートe-POWERも標準グレードと同じ1.2L直列3気筒エンジンを搭載しているのですが、こちらはあくまで発電用で、ノートe-POWERはモーターで走行します。

ノートe-POWERのモーターは定格出力95馬力、最高出力109馬力、最大トルク25.9kgmとパワフルです。特に最大トルクに関しては目を見張るものがあり、コンパクトカーとしては十分すぎるほどの加速性能を実現しています。

引用元:ヴィッツ公式ページ

続いて、ヴィッツのエンジンをチェックしましょう。ヴィッツにはグレードによって異なるエンジンが搭載されています。標準グレードは1.0L直列3気筒エンジンを搭載しており、最大出力は69馬力、最大トルクは9.4kgmです。

上級グレードには1.3L直列4気筒エンジンを搭載、最高出力は99馬力、最大トルクは12.3kgmです。どちらもコンパクトカーとしては必要十分なパワーですが、上級グレードは直列4気筒エンジンなので、静粛性やスムーズな加速感という点で上回っていることがわかります。

引用元:ヴィッツ公式ページ

さらに、ヴィッツにはハイブリッドモデルが設定されています。ハイブリッドモデルには1.5L直列4気筒エンジンが搭載されていて、最高出力は74馬力、最大トルクは11.3kgmです。これにハイブリッドシステムの最高出力61馬力と最大トルク17.2kgmが加わるので、ノートe-POWERと同様に高い走行性能を実現しています。

燃費性能

コンパクトカーは経済性が重視されるので、燃費性能も重要です。特に最近はガソリンの価格が高騰しているので、燃費性能は高ければ高いほど良いですよね。ノートの燃費性能はJC08モード燃費・18.2〜26.2km/Lとなっています。

ノートe-POWERはJC08モード燃費・34.0〜37.2km/Lです。ガソリンモデルのノートでも燃費性能は十分に高いですが、やはりノートe-POWERに関しては別格です。コンパクトカーの中でもトップクラスの燃費性能を実現しています。

次にヴィッツの燃費性能です。ヴィッツのガソリンモデルはJC08モード燃費・18.0〜25.0km/Lとなっています。ガソリンモデル同士の比較では、わずかにノートの方が優秀なようです。

それでは、ハイブリッドモデルはどうでしょうか。ヴィッツのハイブリッドモデルはJC08モード燃費・34.4km/Lとなっています。こちらに関してもわずかにノートe-POWERの方が優れているようです。

しかし、皆さんも知っている通りカタログ燃費と実燃費には違いがあります。カタログ燃費でわずかな差なら、実燃費は同程度です。ドライバーの運転の仕方によってはヴィッツの方が低燃費になることもあります。

車両価格

車両価格は安ければ安いほど魅力的。特に経済性が重視されるコンパクトカーは、車両価格の安さをウリにしている車種もあります。ノートの車両価格は1,421,280〜2,163,240円(税込)です。

特別安い車両価格ではありませんが、コンパクトカーとしては標準的な価格でしょう。ちなみに特別仕様車やスポーツグレードの車両価格は除いています。

ノートe-POWERの車両価格は1,901,880〜2,424,600円(税込)です。こちらもコンパクトカーのハイブリッドモデルとして考えると標準的な価格設定となっています。

次にヴィッツの車両価格をチェックしてみましょう。ノートと同様に、特別仕様車やスポーツグレードの車両価格は除いています。ヴィッツの車両価格は1,181,520〜1,787,400円(税込)となっていて、ノートよりも大幅に安いです。

ハイブリッドモデルについても同様で、1,819,800〜2,076,840円(税込)となっています。価格面に関してはノートよりもヴィッツの方が有利だということがわかりました。

実用面ではノートの方がわずかに上回っている

引用元:ノート公式ページ

今回はノートとヴィッツを様々な項目で徹底比較しましたが、いかがだったでしょうか。コンパクトカーとしての実用性に関しては、ノートの方がわずかに上回っています

しかし、価格面に関してはヴィッツの方が圧倒的に安く、一概にどちらが優れていると結論を出すのは難しいです。

コストパフォーマンスに優れているのは、間違いなくヴィッツですね。価格が高くても満足感を得たいという人には、ノートの購入をおすすめします。

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